はてなブログ互助会についてデータ解析してみたかった

こんにちは、らくからちゃです。

先日ぶらぶらネットサーフィンをしていたところ、こんな記事を読みました。

ブログを書いていると、定期的に持ち上がる『互助会問題』。ざっくり言うと、『ランキングアップの為に貢献するから、そっちも手伝ってよ』みたいな感じかなあ。はてなブログの場合、ホットエントリーが記事ランキングに近い役割も果たしているので、相互にブックマークつけあおうぜ！みたいな活動のことを指すようです。

これね！

ただ実際には、『お互いに約束しあって』ブックマークをつけるというよりも、自然発生的なものが多かったりするような気がしますが、前掲の記事であげられているように、『特にそのつもりが無いのに、ブックマーク連打してお返しを期待する』みたいなものも多そうですね。

そういや以前、こんなサイトが話題になりました。

• 相互ブクマはてなブロガーリスト（旧名：はてな互助会メンバーリスト）

はてなブックマークのデータから、互助会メンバーをランキングしてやらぁ！という感じの中々アグレッシブなサイトなのですが、同サイトの『ランク付け』の集計ロジックは

1. 集計対象となるのはホットエントリーに登場した記事だけ
2. ランクは『一回でも相互ブクマをしたか？』どうか
3. 集計スコープは比較的ここ最近？

って感じみたいなんですね。

これは例えば、『お互いにホットエントリーに上がったブログが1回でも相互ブクマしたら順位が上がる』という仕組みになります。

(´ε｀；)ｳｰﾝ… 個人的には『相互にブックマークしている感』のあるブログって意味では、

1. ホットエントリーにならなかった記事も対象
2. どれだけ『相互ブクマしたか？』を基準
3. 常習性（？）を判断するために、ある程度長いレンジのデータを対象

のほうが、いわゆる『互助会』っぽいかな？と思ったわけですよ。というわけで、わたしなりにデータ解析してみましたので、結果をまとめて見たいと思います( ・∀・)

データ集計ロジック

 まずは、データの集計ロジックについては、過去何度か利用してきたプログラムがあるのですが、そちらに手直しを加えて利用いたします。データ収集のプロセスはこんな感じ。

ざっくり概要を説明すると『あるブログの読者の情報を取得して、ブクマの情報を取得した後、次の解析対象は取得した読者の中から決める』という感じのプログラムです。

ポイントとしては『次の解析対象』を決めるロジックを、『総ブクマ数（被ブクマ数）が多い順』から『与ブクマ数（他のブログをブクマした数）』が多い順に変更しました。

総ブクマは非はてなブログユーザーからのブックマークも含まれますが、今回のロジックにおける与ブクマ数は『はてなブログへのブックマーク』だけカウントされますので、『はてなブログ界隈でのブックマークの頻度』をより捉えることが狙いです。

評価値の計算ロジック

次に、順位付けに使う『評価値』について説明します。

A,B,Cのユーザ間のブックマーク数が、上図のような状況だっととします。B→Aは5、A→Bは1ブックマークつけている状況ですが、BからAへの片思いが強い状況ですね。一方、A・C間はなんだか仲が良さそうです。

『相互ブクマしているかどうか？』について、『特定ユーザー間のブクマ数のうち小さい方』を基準にすることとしました。

更に、より特定ユーザ間でのやりとりが強いブログの評価値を上げる為に、数値を10で割って自乗したものを、順位付けのための『評価値』と致しました。先ほどの例だと

• A⇔B:0.01
• B⇔C:0.04
• A⇔C:0.09

となります。そしてそれぞれのユーザー毎に集計した結果が、『各ユーザの評価値』となります。例えば、

• A:0.10
• B:0.05
• C:0.13

となります。

解析結果

というわけで、上記計算方法にて集計した結果が下記になります。

参考までに、『与ブクマ数』『被ブクマ数』『相互ブクマ者数』『平均評価値』も合わせて載っけてみたいと思います。

ド―――(ﾟдﾟ)―――ン!

ゆとりずむは76位！やったァ！（？）

互助会は解析できるのか？

1位から10位くらいまでは、みんなリンクが紫なんだけれども、下に行けば行くほど『へぇ・・・こんなのもあるんですねぇ』って感じ。

まあそもそも、『これが互助会か？』と言われると、どうなんでしょうね。

よくね、『互助会はホットエントリーから駆逐せよ！』みたいなことを言っている人を見かけますが、色んな人の言っている『互助会』って

1. 内容が日常系・雑記系
2. ブログの収益化を行っている
3. Twitter等ブログ外での交流も盛ん
4. コメントが薄口
5. 内輪ネタが多い

こういった条件で判定されているような気もするんですよね。流石に、『ブログの文章の傾向』まで解析するのは困難ですし、データで集計・解析しようとしても、何をもって『互助会』と定義するのかって難しいよなーと思うんですよね。

以前もこちらの記事で言及しましたが、結局目指すべきは、単一のホットエントリーからの脱却なのかな？とも思います。

• 互助会の構造をGephiで可視化してみる - ゆとりずむ

それと同時に、素人に毛の生えたレベルのわたしでも、この程度の解析をしたりするだけのAPIは提供されているんだから、『欲しいホットエントリーの仕組みがあれば、自分で作ればいいじゃん』ということなのかもしれません。

なんだか、そのほうが、『本来のはてな』（？）っぽくて良いような気がするな〜、なんて思う今日このごろでございます。

ではでは、今日はこの辺で。