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ジュニアNISAで資産運用をする際に考えておくべきこと

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こんにちは、らくからちゃです。

もう赤ちゃんが可愛すぎて、しばらくこのブログの更新もほっぽらかしてしまっていました。これからも無理の無い範囲の中で「おすそわけの精神」をもって、ポツポツ更新していこうと思いますので、何卒おつきあいいただければ幸いです。

さてさて育休からも復帰し、なんとかまたお賃金を頂けるようになりました。

いまはまだ、ミルク代とおむつ代と保育料に保育料、あと保育料くらいしかかかっていない坊やですが、2月の勝者を読みながら教育費に震えております。

というわけで(?)、おぜぜを増やしていかんとなあと思い長男の分のジュニアNISAの口座を作ってみました。

超パワーアップしたジュニアNISAのポイント

2021年現在、一定期間非課税で資産運用のできるNISA(少額投資非課税制度)には

  1. (無印)NISA
  2. つみたてNISA
  3. ジュニアNISA

の3種類がありますが、おそらく一番影が薄いのが「ジュニアNISA」でしょう。それぞれの違いについてまとめるとこんな感じ。

 (無印)NISAつみたてNISAジュニアNISA
対象年齢20歳以上20歳以上19歳以下
最大期間5年20年5年
年間の枠120万円40万円80万円
総額の枠600万円800万円400万円
投資対象制限なし金融庁指定制限なし
ロールオーバー年間枠内制度なし含み益込
出金自由自由制限付き

まず対象年齢は、無印・つみたてが20歳以上であるのに対し、ジュニアは19歳以下の未成年となります。また「非課税で投資できる枠」については、無印が120万円で5年まで、つみたてが40万円で20年、ジュニアは80万円が5年までとなっています。

またジュニアNISAは、2023年に終了予定ですが、2024年以降に非課税期間が終了した分については、継続管理勘定に移され、20歳まで非課税で継続保有ができます。

つまりこれ、年齢制限いっぱいまで繰り越せるので、0歳の時に投資した部分は最長20年間非課税にできます。ビッタビタですね。

また2024年以降は、教育以外の用途で使った場合はさかのぼって課税される制度も廃止されるので、廃止に伴いメチャクチャパワーアップされることになります。ゴン攻めしてきましたねー。

20歳になる前にジュニアNISA制度が終了してしまう場合

ジュニアNISAの注意点

従来の「教育費のためのジュニアNISA」というよりも、幅広くご家庭の資産運用にも使いやすくなりました。であるが故に、どんな商品で運用するのかなーんて細々としたことよりも、むしろ考えておくべきことは増えたような気がするんですよね。

まず、払出し制限が無くなったとはいえ、ジュニアNISAはあくまで「子供の資産を親が代行運用する」制度です。ジュニアNISAの口座に移したら、それはもう子供の資産であって、本人と無関係のところで使うワケには行かないと思うんですよね。

20年間ずーっと継続して運用ができればそれが一番ですが、それこそ中学受験をするようなことがあり手許のお金だけでは厳しくなれば、解約して使う必要もあるでしょう。そうした分かりやすいケースならば良いですけど、例えば子供部屋を増やすために家をリフォームする場合なんてどうしましょう?

また「子供のための費用」を出す場合、手持ちの税制優遇のない預金とどちらから優先して出しますか?そりゃあ家計全体の税負担を考えたら、ジュニアNISAは取っておいたほうが良いでしょう。でも、もし将来に学費を上回るリターンが出たからといって、「返して」とは言いづらい資金と、多用途に使える汎用的な資金のどちらから出すのかと考えると、中々悩ましい点もあるかもしれません。

加えて、「子供自身のお金」という観点でみれば、兄弟間のバランスをどう取っていくのかも重要なポイントのように思えます。

ちゃんと2人目、3人目にも同じだけの準備をしておいてあげないと、後々トラブルの原因にもなりかねません。特に課税期間が途中でなくなる兄弟の分についてどうするかは、考えておくべきところな気がしますね。

さてこうして真面目に考えてみると、枠が外れた分、その枠を自分たちで考えていかにゃならないというところが、ジュニアNISAで資産運用をする際に、よくよく考えておくべき点じゃないでしょうか。

願わくば、諸々子育てにお金がかからない世の中になってほしいよね、とは思うところでありますが、そこんところは十分に考えていかにゃならんなあと思う次第です。

ではでは、今日はこのへんで。


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